序文 <ver1.2>

何かが終わって通り過ぎるとき、
しばしば、それを忘れることがなにより恐ろしい、
不実な罪に思われることがあり、これを記す。

筆者は3年ずつどこかで過ごしていて、
これは6番目のアトリエで、
共に生きた9種の動物と10余種の植物の内、
とりわけ身近だった3種を中心とした記録で、
5章と付録の併せて6章から構成される。

<終>

1章 求愛給餌